2008年04月26日
【最近のペット事情】
チワワの頭の病気
チワワの仔犬でよく遭遇する病気があります。それは「水頭症」と呼ばれる生まれつきの頭の病気です。原因はよくわかりませんが、母親の子宮内での感染や毒素や栄養障害によるものといわれています。「水頭症」は脳室内に脳脊髄液が異常に貯留し、その結果脳室の拡張を生じ、脳組織が圧迫されて種々の障害を生じるタイプと、くも膜下腔に脳脊髄液が貯留して同様な障害を生じるタイプがあります。
頭の形状がドーム状で、あまり動くことがなく、眠っている仔犬が多いです。歩き方は脚がふらついたり、麻痺が見られたりすることもあります。時には外斜視、眼球振とう、発作、筋の硬直などの運動障害、視力障害が認められます。
2008年04月14日
【季節の話題】
ハリネズミの針の脱落
ハリネズミは学名hedgehogといい、「生垣の豚」と訳されています。ハリネズミは実はねずみの仲間ではなくモグラの仲間です。全身に約5000本の針を持ち、「シュ〜!シュ〜!」といって、体を丸めて外敵から身を守る習性があります。この針実は体毛がまとまって硬化したものです。触るときはタオルや手袋をしないと痛い目にあいます。ハリネズミによく認められる疾病に疥癬症があります。この病気はヒゼンダニが寄生することによる皮膚病です。この病気にかかったハリネズミは、皮膚がフケ状になってガサガサしてはがれてきます。さらには、針の付け根に被膜状のものが付いて、針が脱落してしまいます。
治療はダニの駆除剤を2週間間隔で2回注射します。それでもダニが寄生している場合は、さらに追加します。
感染したハリネズミがいた場所は、消毒することによってさらなる広がりを防止しましょう。
2008年04月11日
【最近のペット事情】
私のできる猫愛護とは
県下でやむなく処分される犬猫のお話です。4月9日の新聞によりますと、「県動物保護管理センターが実施した2006年度の処分数は、犬が引き取りと捕獲を合わせて2878匹、猫が1万2621匹(一部抜粋)。引き取り、処分ともに犬が10年前の4分の1に減少しているのに比べ、猫は3分の2程度の減少にとどまっている」。
このように野良猫や捨てられた猫の運命は過酷です。この数字以外にも猫が交通事故、飢えや病気で命を落としているはずです。悲しい実態です。
そこで私どもの動物病院でできる猫愛護とは、「捕獲」、「避妊去勢」、「里親探し」です。
雄も雌も手術によって中性化すると、繁殖が止まり、闘争も減って触れるようになります。
一匹一匹が私たち人間と同じように感情と心を持った生き物です。私たちの猫愛護が少しでも野良猫の環境を変えてくれることを願っています。
2008年04月10日
【季節の話題】
犬の花粉症ってあるの?
ワンちゃんにも花粉症があり、その数は年々増加しています。その原因は、人間の場合と同様に様々な環境の変化によるところが大きいようです。具体的には、スギ、ヒノキ、ハンノキ、オークなどの樹木やヘラオオバコ、ギシギシ、ニワトコ、ブタクサなどの雑草などの花粉が原因のようです。主に口および眼周囲、耳などの痒みを伴う皮膚症状が現れます。また、体をこすりつけるなどの様子がみられるようであれば、可能性があります。このような様子が見られたら、動物病院で診てもらうようにしましょう。そして適切な処置をしてあげてください。

